研究成果

研究成果「音楽研究による教育貢献」
平成25年(2013年)研究協賛 松田 嘉子
「中東諸国におけるアラブ音楽楽理の相互影響の分析~音楽楽理によるアラブ諸国の特質~」


松田嘉子論文
<チュニジア「ラシディーヤ」伝統音楽研究所〜歴史と現在>
設立80年を経たチュニジア伝統音楽研究所「ラシディーヤ」を中心に、
チュニジア音楽の歴史を考察しました。

左記論文を収録した共著
『中東世界の音楽文化〜うまれかわる伝統』
(2016年9月28日発行, スタイルノート)。
松田嘉子論文は222〜263頁です。

多摩美術大学 教授 松田嘉子先生の研究論文<チュニジア「ラシディーヤ」伝統音楽研究所>が本年チュニジア大使館から高い評価をうけ、フランス語に翻訳されて北アフリカにあるチュニジア共和国での教材として採用されることになりました。松田先生はアラブ音楽に対する深い造詣を持ち、自らも楽器ウードの演奏者として活躍なさっています。先生が研究なさった論文が遠く離れたチュニジア共和国の教材として採用されることは、日本とチュニジアとの友好を促進し、学生教育を通した両国の良好な国際関係を築くために貢献するものです。当財団は先生の社会貢献活動に共感し研究協賛を行いました。

2015年5月

アラブ古典音楽にかかせない弦楽器ウード

カタール国主催 「カターラ第2回ウード・フェスティバル 」
(2018年4月5-8日,カタール)に出演時の松田嘉子写真

写真解説

1.アラブ古典音楽にかかせない弦楽器ウード
ウードはフレットレスの撥弦楽器。細長い撥(バチ)で演奏する。弦はナイロン弦と巻弦。複弦で5コースから6コースが標準。
写真は、チュニジアの師匠アリ・スリティに制作してもらったウードです。

2.カタール国主催「カターラ第2回ウード・フェスティバル 」(2018年4月5-8日,カタール)に出演時の松田嘉子写真
カタールのドーハで開催されたウード・フェスティバルに招聘され、ソロコンサートを行いました。
他に参加国は、トルコ、イラン、クウェート、オマーン、チュニジア、モロッコ、インドネシア、マレーシアなどです。


チュニジア文化省主催「バルドー博物館の夜」音楽祭・松田嘉子動画(2016年3月23日, 国立バルドー博物館, チュニジア)
チュニジア文化省の招聘により、2015年3月に起きたテロ犠牲者追悼と民主主義樹立を誓う音楽祭「バルドー博物館の夜」に出演し、ソロコンサートを行いました。(2016年3月23日 国立バルドー博物館, チュニジア)。他に参加国は、ポーランド、ロシア、チュニジア、アルジェリア、モーリタニア、エジプトです。

(平成30年8月1日更新)
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