公益財団法人カシオ科学振興財団

イベント情報

第36回(平成30年度)研究助成金贈呈式 2018年12月7日

12月7日、公益財団法人カシオ科学振興財団は、カシオ計算機株式会社 本社大会議室において、第36回 平成30年度 研究助成金贈呈式を行い、114大学313件という過去最高の応募の中から、45件の研究に対し過去最高額の計7,268万円を助成しました。

贈呈式では冒頭に財団理事長 樫尾隆司より、当財団の研究助成は36回目となり本年度の応募と助成金額は過去最高であること、そして特別テーマでは地球環境問題を取り上げ、財団として環境問題の解決に貢献していきたい旨の説明がありました。また、過去の助成金受領者のなかには当該研究がノーベル賞の受賞に繋がった研究者や、各界での多大な貢献がある研究者も多いことに触れ、本年度の助成金受領者の研究成果への期待が述べられた。続いて財団設立経緯の説明から、設立当時より当財団の発展に大きく貢献された2名の役議員、樫尾和雄氏、西澤潤一氏が今年現職在任中に逝去されたことに触れ、両名に哀悼の意を表されました。一方で財団役議員の慶事を紹介し、財団役議員、選考委員ならびに財団の趣旨に賛同され寄付をいただいている協賛各社様の協力に対する謝辞が述べられました。

続いて今回助成を受けられた45名の研究者の方々が順に紹介された後に、選考委員を代表して京都大学 名誉教授 荒木光彦先生が選考総評を述べ、本年度の応募数で増加が目立った人文科学系の人材育成分野に関して、日本の将来を担う上で一番基本になることであり、特にこの分野で助成を受ける研究者は日本の将来を背負う気持ちで頑張って欲しいという期待が述べられました。引き続き理事長より受領者代表の神戸大学 杉本 泰 助教へ研究助成贈呈状を授与。受領者を代表して九州大学 橋口隆生 准教授と千葉大学 中道圭人 准教授の2名より挨拶があり、橋口准教授は「ウイルス感染症に対する抗感染症薬開発のプラットフォーム開発」について、中道准教授は「幼児期の自己制御教育がその後の人生に与える好影響と縦断研究の重要性」について、それぞれ研究内容を紹介し、助成金受領の謝辞を述べました。
贈呈式後の懇親会では当財団の評議員であるカシオ計算機株式会社 上席執行役員 樫尾哲雄より挨拶の後、当財団選考委員 京都大学 名誉教授 荒木光彦先生による乾杯の御発声のもと和やかな雰囲気で参加者全員が交流され、閉会予定時刻を越えて研究者の懇親が続きました。

理事長挨拶

理事長挨拶

選考総評 選考委員 荒木光彦先生

贈呈状授与 杉本 泰 先生

受領者代表挨拶 橋口隆生先生

受領者代表挨拶 中道圭人先生

助成金受領者 記念撮影

懇親会

懇親会挨拶 評議員 樫尾哲雄上席執行役員

懇親会挨拶 評議員 樫尾哲雄

乾杯挨拶 選考委員 荒木光彦先生

懇親会風景(1)

懇親会風景(2)

懇親会風景(3)