公益財団法人カシオ科学振興財団

令和4年度助成内容決定

令和4年11月10日
公益財団法人カシオ科学振興財団

カシオ科学振興財団
第40回(令和4年度)研究助成 決定
合計70件・総額9,800万円

公益財団法人カシオ科学振興財団〔理事長:樫尾隆司〕は、令和4年度の研究助成として、合計70件・総額9,800万円を決定いたしました。

カシオ科学振興財団は、カシオ計算機株式会社の故・樫尾茂初代会長とその息子である四人の兄弟が発起人となって基金を拠出し、我が国の学術研究の発展と振興に貢献するため、1982年に設立されました。
40周年を迎える本年度も一人でも多くの研究者を助成するため、「若手研究者による萌芽的な段階にある先駆的かつ独創的研究」を中心に17名の選考委員が審査を行い、192件の応募の中から過去最大の件数となる70件の研究助成を決定いたしました。

これにより、1982年の設立以来、当財団の研究助成は累計1,603件・総額約21億円となります。

募集期間:令和4年4月8日~令和4年5月31日
応募総数:95大学より192件

特別テーマは「SDGsを達成するための課題解決に向けた研究」を主題とし、本テーマに選ばれた研究への助成額は最大500万円といたしました。
また、 従来どおり基本テーマ1として100万円、基本テーマ2として300万円、の募集枠を設けました。

特別テーマ

  • 東北大学大学院国際文化研究科 准教授 大窪 和明
    「廃プラスチックのビッグデータ分析による識別モデルの構築と評価手法の確立」
  • 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 教授 梶 弘和
    「高開口率の細胞足場シートを用いたサスティナブル食肉培養システムの開発」

以上2件の研究に対し、合計1,000万円の研究助成金の贈呈を決定いたしました。

基本テーマ2

  • 東北大学大学院工学研究科 講師 青木 英恵
    「磁性扁長粒子の形状異方性を利用したナノ複相膜の磁気光学効果の高感度化」
  • 東北大学材料科学高等研究所特任 助教 竹内 祐太朗
    「磁性ワイル半金属のトポロジーに由来する駆動力を用いた磁気秩序の高効率制御法の確立とプロトタイプ実証」
  • 千葉大学フロンティア医工学センター 助教 川村 和也
    「食道癌リンパ節転移を見落とさず検知するPETを応用した術中計測支援機器の開発」
  • 東京工業大学物質理工学院 助教 織田 耕彦
    「超臨界CO2が創出する量子空間欠陥に基づいた可視発光ドットの開発」
  • 京都大学大学院情報学研究科 准教授 櫻間 一徳
    「マルチロボティック測位システムの開発:リアルタイム測位の普遍化・高精度化が変える未来の情報化社会」
  • 神奈川大学工学部 教授 岩倉 いずみ
    「紫外光励起-可視光検出-遷移状態分光装置開発」
  • 日本大学生産工学部 教授 石澤 淳
    「電気光学変調コムを用いた広帯域周波数可変かつ極低ノイズなマイクロ波発生」
  • 東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構 講師 Cai Mingbo
    「ウェブゲームと計算論的モデリングを通して、人の汎化及び弁別能力を測定し、統合失調症との関係を評価する」
  • 名古屋大学大学院工学研究科 教授 井藤 彰
    「機能性磁性ナノ粒子を用いた磁場誘導型がん温熱療法の開発」
  • 東京電機大学工学部 教授 茂木 克維
    「多品種少量の放射性薬品を精緻に調製するための唯一無二の自動化システムに関する研究」

以上10件の研究に対し、合計3,000万円の研究助成金の贈呈を決定いたしました。

基本テーマ1

室蘭工業大学大学院工学研究科助教である、泉佑太氏による「機動的レーダリモートセンシングの実現に向けた小型無人機搭載合成開口レーダの開発」 など、計58件の研究に対し合計5,800万円の研究助成金の贈呈を決定いたしました。

なお、本年度も研究助成金贈呈式は中止とし、助成金受領者には12月に所属する研究機関宛てに振り込みを実施いたします。

募集対象研究分野(22分野)

1 半導体関連 エレクトロニクス スピントロニクス 12 環境エレクトロニクス
2 電気・電子・磁性デバイス MEMS 13 シミュレーション科学
3 光デバイス 表示素子 情報記録 14 加工法 工作法 リサイクル技術
4 通信・伝送用デバイス センサデバイス 15 信頼性・最適デザイン
5 新素材 ナノテクノロジー関連 16 人間支援デバイス・システム
6 ヒューマンインターフェイス ウェラブル 17 ヒューマンエレクトロニクス
ヒューマンパフォーマンス
7 コンピュータ・マルチメディア信号処理 18 ヘルスエンジニアリング
8 ソフトウェア 知識処理 AI 19 バイオエレクトロニクス関連
9 通信 放送 IoT 20 人材育成に関する研究
10 計測 制御 センシング 21 変革期における人間行動の研究
11 機構 ロボット 22 ICTを活用した学習支援システム・学習コンテンツに関する研究

今回は上記22分野から下記の特別テーマを設けています。

特別テーマ

SDGsを達成するための課題解決に向けた研究

カシオ科学振興財団 概要

【設立認可】 昭和57年12月23日
【公益財団法人設立登記】 平成22年12月1日より

年度別 研究助成総額の推移

回数 年度 件数 総額(千円) 回数 年度 件数 総額(千円)
第1回 昭和58 24 25,900 第21回 平成15 40 50,400
第2回 〃59 28 34,912 第22回 〃16 39 50,740
第3回 〃60 33 41,460 第23回 〃17 44 50,000
第4回 〃61 34 43,165 第24回 〃18 46 51,990
第5回 〃62 30 40,905 第25回 〃19 49 54,350
第6回 〃63 33 42,950 第26回 〃20 43 53,000
第7回 平成元 34 42,900 第27回 〃21 42 52,000
第8回 〃2 33 43,925 第28回 〃22 39 50,750
第9回 〃3 33 44,900 第29回 〃23 38 49,000
第10回 〃4 41 51,760 第30回 〃24 38 50,000
第11回 〃5 36 47,980 第31回 〃25 38 50,000
第12回 〃6 39 51,690 第32回 〃26 38 49,960
第13回 〃7 40 50,850 第33回 〃27 40 60,000
第14回 〃8 39 49,830 第34回 〃28 40 59,990
第15回 〃9 39 49,920 第35回 〃29 41 64,870
第16回 〃10 38 49,940 第36回 〃30 45 72,680
第17回 〃11 39 50,780 第37回 令和元 47 78,850
第18回 〃12 39 49,710 第38回 〃2 54 71,750
第19回 〃13 37 49,800 第39回 〃3 61 82,960
第20回 〃14 42 55,640 第40回 〃4 70 98,000
・第40回までの助成金総額: 2,120,207千円
・助成件数:1,603件

お問い合わせ先:公益財団法人カシオ科学振興財団 TEL. 03-5334-4747