平成11年度助成内容決定
平成11年11月4日
財団法人カシオ科学振興財団
カシオ科学振興財団
第17回(平成11年度)研究助成 決定
合計39件・総額50,780千円
カシオ科学振興財団は、カシオ計算機株式会社の創業者である故・樫尾忠雄が、計算機の開発に際し資金不足等に悩んだことを回顧し、後年の科学発達への貢献のため設立した財団です。1982年の設立以来、毎年1回選考をおこない、助成内容を決定しています。
本年度も例年通り「特に萌芽的な段階にある先駆的かつ独創的研究を助成すること」を主眼に審査をおこない、139件の申請の中から選考の結果、合計39件・総額50,780千円の助成を決定しました。
自然科学部門
東北大学電気通信研究所助教授・長 康雄氏による「サブナノメータ分解能を持つ走査型非線形誘電率顕微鏡の開発と単一双極子の可視化」ならびに大阪大学大学院基礎工学研究科教授・西田 正吾氏による「大規模災害時における情報伝達支援方式の研究」など、計 34件の研究に対し、45,980千円の研究助成金の贈呈を決定いたしました。
人文科学部門
名古屋大学教育学部教授・本城 秀次氏による「妊娠初期の抑うつがマタニティブルーおよび母親愛着に及ぼす影響について」など、計5件の研究に対し、4,800千円の研究助成金の贈呈を決定いたしました。
カシオ科学振興財団 概要
【設立認可】 昭和57年12月23日
【特定公益増進法人認可】 昭和59年10月20日より
【基本金】304,222千円
年度別 研究助成総額の推移
回数 | 年度 | 件数 | 総額(千円) | 回数 | 年度 | 件数 | 総額(千円) |
第1回 | 昭和58 | 24 | 25,900 | 第10回 | 〃4 | 41 | 51,760 |
第2回 | 〃59 | 28 | 34,912 | 第11回 | 〃5 | 36 | 47,980 |
第3回 | 〃60 | 33 | 41,460 | 第12回 | 〃6 | 39 | 51,690 |
第4回 | 〃61 | 34 | 43,165 | 第13回 | 〃7 | 40 | 50,850 |
第5回 | 〃62 | 30 | 40,905 | 第14回 | 〃8 | 39 | 49,830 |
第6回 | 〃63 | 33 | 42,950 | 第15回 | 〃9 | 39 | 49,920 |
第7回 | 平成1 | 34 | 42,900 | 第16回 | 〃10 | 38 | 49,940 |
第8回 | 〃2 | 33 | 43,925 | 第17回 | 〃11 | 39 | 50,780 |
第9回 | 〃3 | 33 | 44,900 | ||||
・第17回までの助成金総額:763,767千円 |
お問い合わせ先:財団法人カシオ科学振興財団 TEL. 03-5334-4747